JR東海とJR西日本は、2021年10月の運転計画を見直し、一部の臨時列車の運転を取り止めます。
秋の期間(10月1日(金)〜11月30日(火))うち、10月1日(金)〜31日(日)には東海道新幹線で515本、山陽新幹線で98本の臨時列車の運転が計画され、市販の時刻表に掲載されていました。しかしながら、現在の社会情勢や利用状況を踏まえて10月中の運転計画が見直され、東海道新幹線の臨時列車は当初計画より22本少ない493本に減少します。山陽新幹線では、計画されていた東京駅〜博多駅間の「のぞみ」臨時列車について、98本すべての運転が取り止められます。
これにより、10月中の定期列車を含めた1日あたりの運転本数は、東海道新幹線が325本、山陽新幹線は254本となります。コロナ禍前の比較が公表されている山陽新幹線では、対2019年比で93本の本数となります。
新型コロナウイルス感染症の影響により秋の臨時列車の指定席発売は見合わされていましたが、今回運転が発表された東海道新幹線の臨時列車については、9月17日(金)15:00から発売が開始します。「EXサービス」(「エクスプレス予約」および「スマートEX」)のほか、全国のJRの駅のきっぷうりば等で購入できます。10月18日(月)以降の列車については、各列車の発車日1か月前の10:00から発売されます。
11月の臨時列車の運転計画については、決まり次第告知されます。JR西日本は、今後利用が回復した際には、臨時列車の追加運転を行うなど利用しやすい輸送サービスの提供に努めるとしています。